広報センターニュース 一覧 : 2012年

コアSSH「福井県にゆかりのある科学からノーベル賞の科学へ」 - 2012-12-28

12月25日から27日まで、福井県内の高校生が本学にて 科学実験等に取り組むコアSSH「福井県にゆかりのある科学からノーベル賞への科学」と題した課題研究に取り組みました。本学工学研究科の教員7名がそれぞれ物理、化学、生物の分野に応じたプログラムを高校生のために用意しました。原子力エネルギー・安全工学専攻 玉川洋一教授は物理分野で「宇宙から降り注ぐ素粒子群「宇宙線」を観測する」をテーマに学生実験を行いました。
高校生らは、TAに基礎的なことなどを気軽に尋ねながら、課題研究を進めており、最終日となった27日には自らの気づきをレポートにまとめていました。参加した生徒さんは、「教科書でなんとなくのイメージしかできなかった事象を実際に体感することができて、理解が深まった。」と話していました。

福井県初のカーシェアリングが本学に! - 2012-12-27

一台の車を会員で共同使用するカーシェアリング。車社会と言われている福井県では、カーシェアリングにより、環境負荷を減らし、公共交通の不便な地域にも出かけることで、地域の活性化に繋がると期待されています。もちろん、環境への配慮だけではなく、使う人にも多くの経済的メリットがあります。
下の質問にひとつでもあてはまった方は一度、試してみてみませんか?

□車はまだ持っていない。
□保険などの維持費がかかるので車を持つのをあきらめている。
□車を持っていないのでいつも友達に用事をつきあってもらっている。
□大学から時々、車で出かけたいときがある。
□1日に20分ほどしか乗らないのに、車を持っている。

カーシェアリングは車を使いたいときに、使う時間だけ借りるシステム。その登録も携帯で簡単にできます。今なら1月7日までに会員になると月会費が来年3月まで無料!詳しくはhttp://bus.keifuku.co.jp/carshare/

そして、このマークが目印
大学会館前で実施しているカーシェアリングの車体シールデザインは教育地域科学部 美術教育サブコースの中村智美さんが制作しました。車で出かける楽しいイメージをさせつつも、車体より、目立ちすぎないデザインに仕上がっています。カラフルな文字は、手で、ひとつひとつ色をつけたもので、柔らかく、自然な風合いになっています。制作者の中村さんは「いろんな友達にデザインを何度か見てもらい、みんなにとって親しみやすいデザインを目指した。」と制作の様子を話してくれました。

福井大学で高校生が科学に挑む!(スーパーサイエンスハイスクール事業) - 2012-08-03

 8月1日から8月7日までの日程で、本学教育地域科学部、大学院工学研究科において、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業が行われています。SSHは、文部科学省が将来の国際的な科学技術系人材を育成することを目的に、理数教育の重点校を指定して、高校生が研究開発に取り組んでいるものです。今回、福井県立藤島高等学校の生徒約50名が、生物・数学・地学・物理・化学の5つの分野に分かれて実験・実習を行っています。
 8月2日に行われた化学分野のグループでは、「身近なモノを測るには? ~基礎と応用~」と題した実験実習に取り組みました。身の回りの環境がどのくらいきれいなのか、あるいは汚れているのか、見た目や臭いで判断できる場合もありますが、ごくわずかな量では正確に判断することはできず、時には極少の有害物質が生体系に悪影響を及ぼすこともあります。このため環境分析では、一つ一つの物質を正確に測定することが第一歩であることから、分析化学の基本である滴定の操作を学習しました。午前の実験では、塩酸とお酢について、水酸化ナトリウムでどのくらいの分量で中和させることができるのか試みました。また午後の実験では、水質の指標の一つである化学的酸素要求量(COD)について学習し、実際に醤油のCODを測定しました。高校生らは、ティーチングアシスタントから実験器具の扱い方や注意点を聞き、慣れない手つきながらも真剣に実験を行っていました。

中和滴定を行っているところ

ガラス管を洗浄中。

「防火水槽熱、地中熱エネルギー利用によるバリアフリーと熱環境改善」について報告会(2012.7.25) - 2012-07-30

 7月25日、平成22年度から23年度にかけて、福井県の次世代技術製品開発支援補助金制度を利用して研究を行ってきた「防火水槽熱、地中熱エネルギー利用によるバリアフリーと熱環境改善」についての研究成果報告会が開催されました。
 この研究は、工学研究科建築建設工学専攻 福原輝幸教授と株式会社ホクコンとの共同研究で、防火水槽熱と地中熱を利用した融雪装置を開発。この装置を松岡キャンパスにある、医学部附属病院の駐車場から正面入り口までのアプローチを研究フィールドとして設置し、融雪状況の観測を実施しました。
 報告会には、本学施設管理担当の職員らが参加し、福原教授と(株)ホクコンの田中義人取締役技術本部長の挨拶のあと、(株)ホクコンの谷口晴紀技術本部チーフが発表を行いました。発表では、融雪装置が一定の性能を発揮することが証明されたことが報告され、今後利用者や事業者が求める融雪性能を持ち、より経済的な融雪装置の開発につなげたいと締めくくりました。

あいさつする福原教授


多くの関係者が参加しました。

水のペットボトル展(2012.7.19~2012.8.6) - 2012-07-19

 本学総合図書館 展示ホールにて全国各地で収集された100本以上の水のペットボトルが8月6日まで展示されています。 この展示は本学教育地域科学部で「博物館資料論」の受講生9名が前期の授業の中で取り組んだもので、県内外、海外の水のペットボトルとともに、「水」について考える機会を提供してくれています。暑い夏には水分補給が大切!その水も全国、全世界いろいろあります。是非、この機会に見くらべてください。*飲み比べはできません。
日時:7月19日(木)~8月6日(月)
場所:福井大学総合図書館1階展示ホール
どなたでもご覧になれます。

七夕カフェの活動に参加しました - 2012-07-10

 7月7日、工学部学生が自主的に環境や地域に関する問題を調査し、解決策を提案し、また解決策を実施することを目的としたエコロジー&アメニティープロジェクトの一つ「遊房」は、福井市のあじさい児童館と共同で「七夕カフェ」を開催しました。
 七夕カフェは、プラネタリウムを自分たちで作る取組で、あじさい児童館の職員、遊房に参加する学生、児童の約40人が参加しました。
児童たちが段ボールを思い思いの形に抜き取り、そこにカラーフィルムを張りステンドグラスのようなイメージで作品を制作。学生は児童が作った作品を持ち込んだテントの骨組みに貼り付け、プラネタリウムを完成させました。
カラーフィルムから入り込む外からの光がプラネタリウムを演出し、参加した児童は、自分が形どった部分を見つけ、思った以上の出来栄えに喜びを感じていました。
 遊房は、9月に森田地区での「どろんこ祭り」の開催など、今後も地域の方との活動を予定しています。 

プラネタリウムの制作景風

自分の作品を楽しむ児童たち

 

高エネルギー医学研究センター研究発表会を開催しました。(2012.6.1) - 2012-06-21

6月1日、平成23年度の研究成果を発表する第16回高エネルギー医学研究センター研究発表会が開催され、4つの部門から33の研究について発表が行われました。

 

第7回 雪工学国際会議 - 2012-06-06

今日から8日まで本学工学研究科建築建設工学専攻 福原輝幸教授が議長を務める雪工学国際会議が福井県国際交流会館で開催されます。本国際会議は屋根雪、吹雪、なだれ、道路雪氷、雪国の生活・教育などの雪工学分野に関する世界最先端の技術や情報の交換・共有を目的としており、1988年から米国サンタバーバラ(第1回、2回開催)をはじめ、仙台(日本)、トロンハイム(ノルウェー)、ダボス(スイス)、ウィスラー(カナダ) と4年ごとに行われてきました。第7回となる今回は、長年に渡り、地熱を利用した融雪技術を研究してきた本学の福原輝幸教授が議長を務め、雪国でもある福井で開催されることになりました。
福井県では、近年の平成8年、13年、18年、23年と5年毎に豪雪に見舞われ、日本における雪害に関する死者数は毎年100名にのぼります。これは大震災を除けば自然災害の中で水害の次に深刻な状況にあり、雪工学技術の一層の発展が望まれています。
 また、今回は初めて、日本が得意とする“雪の冷熱利用”のセッションを新たに設け、夏と冬の気候に合わせた雪の有効利用を考えます。
福原教授は開会で近年の国内における雪被害状況を説明し、防御策を講じるだけではなく、雪を利用した防災から環境・エネルギー分野までに寄与していきたいと述べました。
この国際会議では海外9カ国 国内併せて60名の研究者が参加しているほか、県内企業の雪技術に関する展示も行っています。


小島家文書寄贈披露展(本学総合図書館)  - 2012-05-23

福井県坂井市三国町野中出身の小島武郎氏が1973年5月以来、数度にわたって本学に寄託されていたものを2012年2月7日次男の小島章宏氏のご厚意により、寄贈された近世文書が6月7日まで本学総合図書館で展示しています。
小島家は坂井市三国町野中村に在り、江戸時代に代々大庄屋に任じられていました。現在にも残る大庄屋文書は組下村々の情報もあることから、単に福井県地方に留まらず、日本近世史、あるいは地方史を研究する上で貴重な史料となっております。
会 期:5月25日(金)~6月7日(木)9:00~17:00
会 場:本学 総合図書館(文京キャンパス)
※入場無料

問い合わせ 学術情報課 0776-27-8943


本学教員がトライボロジー学会 技術賞を受賞(2012.5.15) - 2012-05-23

大学院工学研究科 機械工学専攻 岩井 善郎教授・宮島 敏郎助教、㈱パルメソと進めてきた共同研究がこの度、日本トライボロジー学会において技術賞を受賞。

 本件では、先端加工・トライボロジー(摩耗、摩擦、潤滑に関する研究)分野で、世界初となる1ミクロン以下の薄膜表面の性質や強度の測定を可能とするMSE(マイクロスラリージェットエロージョン)法を㈱パルメソとの産学連携により研究開発しました。この技術は自動車摺動部品や工具、金型などへのコーティング膜、太陽光発電に用いられる薄膜など、軽量化、高度化が進む、あらゆる先進薄膜の表面強度をナノスケールで評価することができ、従来の評価法では、薄すぎて測れない、硬すぎてあるいは柔らかすぎて測れないとされていた薄膜部材でも計測が可能となりました。
 ものづくりにおけるPDCAサイクルでは「造る→評価する」が必然であり、このMSE法は薄膜の品質管理、産業イノベーションに貢献できると期待されています。今後は産学連携のもと、MSE法で得られたデータベースを基に評価法のさらなる汎用化と高度化のための解析を進め、世界基準の評価法を確立していきたいとしています。

福井大学附属国際原子力工学研究所は敦賀に移転しました。(2012.3.2) - 2012-03-06

福井大学は、附属国際原子力工学研究所を敦賀市に移転し、敦賀キャンパスを開設しました。同研究所は嶺南地域のポテンシャルを活用し、世界トップレベルの特色ある研究及び人材育成を行い、環境と調和した持続的なエネルギー供給基盤の構築に貢献していきます。新たな「知の拠点」として、地域に根差したキャンパスを創出します。

福井大学附属国際原子力工学研究所

北陸技術交流 テクノフェアに本学が出展(2011.10.20) - 2012-03-06

10月20日、21日の両日、福井県産業会館で開催されている「北陸技術交流 テクノフェア2011」に学生や研究員、教員の研究シーズを本学産学官連携本部が中心となり出展しています。本学工学部では大学院工学研究科博士前期課程の学生を対象にMOT(Management of Technology)技術経営カリキュラムを実施しています。このカリキュラムでは技術者に必要とされる経営基礎知識を身につけることができ、ものづくりの現場で必要とされる発想力や創造力を活かしながら、実際に試作品を作るなどの実習を行っています。今回の展示では、8チームが生活に身近なものにアイディアと地域の匠の技術を融合させた試作品が紹介されました。シャワーカーテンの乾燥を効率的に行えるように改良した「縦型ブラインド式シャワーカーテン」や自転車でパソコンの持ち運びに関わる振動を押さえるために、自転車の荷台に防振動機能を付加した「バウンドキャリアSASTY」など、学生の日常の生活で感じた不便さを解消するアイディアが取り入れられています。
 また、産学官連携でものづくりをする場を提供する事業ILF(Incubation Lab-Factory)の支援を受けた研究シーズでは、和ろうそく特有の揺らぎや炎の色をLEDで再現し、越前和紙とコラボレーションした行燈やトマトやキュウリといった果菜類を栽培できるLED植物栽培装置などユニークな製品が紹介されています。

スーパーサイエンスハイスクールin 福井大 - 2012-01-24

この「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、文部科学省が将来の国際的な科学技術系人材を育成することを目的に、理数教育の重点校を指定して、高校生が研究開発に取り組むものです。県内では4校がこのSSHに指定されており、大学をはじめとする研究機関と連携したカリキュラムを組んでいます。

 昨年12月から県内の高校生が本学の教員指導のもと、各テーマを立ち上げて科学実験を行いました。

 環境分析を行った県内高校生らのグループは、飲料水や雪など身近な液体の汚染度を調べたり、ミカンや胃腸薬などに含まれる成分を調べる実験をしました。実験は、ろ過や滴定など教科書に取り上げられている操作に加え、クロマトグラフや質量分析計など最先端の装置を用いて行いました。

参加した高校生は、普段できないような科学実験を体験でき、その楽しさを感じることができたようです。また、指導教員も含め参加した全員が驚くような思わぬ結果も得られ、研究の奥深さを体験するよい契機となりました。

滴定実験を用いた水の汚染度の測定

測定する雪の採取

採取した雪を溶かしてろ過しているところ

測定溶液をクロマトグラフに注入しているところ